JOURNAL

 

 

 

 

山中漆器の歴史は安土桃山時代より、およそ400年。山々を渡り歩き、挽物の器を作り生活していた木地師の一団が山中温泉の上流に移住したことに始まります。その後、湯治客への土産物として作られるとともに、塗りや蒔絵の技術を取り入れながら、普段使いの器の産地として発展してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

古来、漆器の伝統産地である北陸、石川県。「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と称される3つの地域があります。

 

山中漆器は、挽物木地において全国でも他の追随を許さない技術と完成度を誇り、その代名詞である「ろくろ挽き」の高度な技術は、卓越した職人技を持つ木地師に支えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熟練の匠の技のもとに「木地挽き」「木地固め」「塗り」のいくつもの工程を経て形作られる漆の器。

 

木地挽き

おおまかに削りだした木地「粗挽き」の木地を、職人がろくろと独自に作った数種の鉋(かんな)を使い分け、一つ一つ形に挽き上げていきます。

 

木地固め

塗師(ぬし)の元へ運ばれ、生漆に珪藻土と砥石の粉を混ぜたものを汁漏れが起きないよう、木目が埋まるように塗り、乾燥させる「めすり」という作業を数回繰り返すことで耐久性を高め、表面が均一になるようペーパーで研ぎ整えます。この作業が最終的な仕上がりの良し悪しに大きく影響します。

 

塗り

HIBIの漆椀は「拭き漆」という技法を用いています。漆を塗っては拭き取り、乾燥させる作業を5回繰り返すことで、光沢を増し、木目を鮮やかに美しく浮かび上がらせています。均一に薄い層の漆を塗り重ね、素朴でありながら上品な質感が生まれます。

 

 

 


 

 

 

 

 

KINTO オンラインショップ限定 ギフトセットは「真塗 (しんぬり)」と呼ばれる技法を用い、鉄を混ぜて発色されている黒色は「黒塗」、染料を混ぜて発色されている朱色は「朱塗」と表現されます。

漆の元の色味は茶褐色で、時間が経つにつれ、透明感が増し色味が薄くなってゆきます。ゆっくりと何年も時間をかけた変化で、朱塗は染料の赤色が際立つようになり、黒塗はほとんど変化しませんが、透明感が増し、わずかに茶色っぽくなってゆきます。

 

>> KINTOオンラインショップ限定ギフトセットはこちら

 

 

 

 

 

 

毎日繰り返し使える心地よさと食卓に馴染む佇まいを考慮した、椀から高台が美しく滑らかにつながるデザイン。持ちごこちのよさ、口当たりのよさを追求し、職人による絶妙な力加減で一つ一つ、極限までの薄さと軽さを実現しています。

 

漆塗りの木製品は、熱い料理を盛りつけても熱が手に伝わりにくく、温かい汁物は冷めにくい特徴があります。丁寧に時間と手間をかけて作られていることで、耐久性に優れ、大切に使い込んでいただくことで深い味わいと愛着をもたらしてくれます。

 

木と漆の持つ自然な味わい、それを使い手の生活に導くデザイン。そして素材とかたちを結びつける鍛錬な職人技の結集です。

 

 

 

>> HIBI のページはこちら

 

 

 

 

ページトップへ