JOURNAL

 

 

 

岐阜県の南東部、愛知県との県境に位置する美濃焼の産地。このエリアは美濃の東部であることから東濃地方と呼ばれます。東濃では平安の時代から、陶器の前身である「須恵器」(すえき)が作られ、鎌倉時代には陶磁器の生産が始まりました。江戸時代に入ると日常生活に使われる食器が大量に生産されるようになり、現在では日本有数の陶磁器の産地となっています。

 

 

 

 

 

 

 

「atelier tete Pebble」は小石の自然な佇まいや柔らかさ、食卓に自然物があるような存在感をイメージに落とし込んでいます。注ぎ口からお茶が綺麗に注ぎ切れる水切れの良さ、手に馴染む大きさ、美味しくお茶が淹れられる使いやすいストレーナー、そしてそれぞれの食卓で、他の食器との世界観にしっくりと溶けこむような空気感を生み出す為に、卓越した技術を誇る幾人もの職人の手仕事により生み出されています。

 

 


 

 

 

 

 

 

排泥鋳込成型(はいでいいこみせいけい)

 

陶磁器は陶土や陶石を土状にしたものを基に作られます。その土を泥状にしたものを圧力により、石膏型に流し入れる成形方法が「鋳込」(いこみ)です。原型師と呼ばれる職人の手で石膏型を作り、その日の湿度や温度で粘土を調整した泥を流し入れます。数分後、余分な泥を型から捨てる「排泥」(はいでい)という作業を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

型抜き、取っ手付け、口切(くちきり)、乾燥

 

泥を流し出した後、約1時間後に型から生地を取り出します。生地が半乾きの状態で泥を使い、取っ手を付け、筆で滑らかになるよう馴染ませます。壊れやすい半乾きの状態は、作業が容易いことはなく、経験のある職人だからこそ素早く成し得ます。そして、水切れの良し悪しを左右する「口切り」という作業。何気ない職人の熟練の技が使いやすさに繋がります。土の泥から作られた器は夏と冬、季節により気温や湿度が異なる環境の中でそれぞれ最適な時間をかけ、じっくりと乾燥させます。

 

 

 

 

 

 

拭き上げ

 

乾燥後やわらかなスポンジに水を含ませ、ひとつひとつ表面を滑らかになるように拭き上げます。

 

 

 

 

 

 

素焼き、ロゴ印刷

 

約800℃で一度目の焼成をします。この工程により水分と共に不純物を取り除きます。この工程を「素焼き」といい、素焼き後に「atelier tete」の為に特別に調合した絵の具で、ロゴをシリコーン製のパットにより印刷します。

 

 

 

 

 

 

施釉

 

生地の表面に釉薬(ゆうやく)というガラス質のコーティングを行います。表面に均一に施すには職人の高い技術を要します。

 

 

 

 

 

 

 

 

本焼成

 

1340℃の高温で焼成することで、不純物を焼き切り、生地、釉薬が融け合うことでガラス化し、「サビ」や「コゲ」と呼ばれる独特な味わいのある色味を醸し出します。釉薬の種類、釉の施し方、焼き上げる際の窯の中の場所により、様々な色や表情が器に現れます。

 

 

 

 

 

 

 

多くの工程と丁寧な職人の手を経て作り出される「atelier tete」 の器。ひとつひとつ異なる表情を持った手仕事によるプロダクトです。

 

>> atelier tete Pebble

 

 

 

 

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